天武天皇御神徳報賽法要

平成29年11月12日(日) 午後1時
櫻本坊 本堂
『よき人の よしとよく見て よしと言ひし 芳野よく見よ よき人よく見』
~ 昔のよい人が よい所だとよく見て よいと言った
吉野をよく見なさい よい人よ よく見なさい ~
万葉集 天武天皇

万葉の時代 天智10年 … 天智天皇の弟 大海人皇子は飛鳥の都を離れ、吉野離宮日雄殿にてご修行されておりました。厳寒のある冬の夜、雪深き吉野の山の中に一本の桜がみごとに咲き誇る夢をご覧になられたといいます。翌朝、大海人皇子は不思議に思われ、すぐに役行者の高弟 角乗に夢判断を命じられました。

角乗は謹んで答えました。「櫻の花は日本の花の王です。この夢は殿下が天皇の位につかれるよい知らせでしょう」と。 … 翌年 壬申の乱に勝利し、大海人皇子は帝位につかれ天武天皇となられました。そして天皇は夢に現れた桜をもとめ吉野の山にご登拝、夢の桜 ( 天武天皇 「夢見の櫻」 ) と出会い、そのもとに道場を建立 「櫻本坊」と名づけ、角乗を住職として迎えられました。以来、櫻本坊は天武・持統天皇の勅願所として1350年、神仏と共に、世界の平和、すべての魂の安らぎをもとめる神仏習合の修験道根本道場として今日に至ります。

目天武天皇のご遺徳をしのび、神仏に感謝申し上げる法要を共にお勤めいたしたく存じます。 皆さま方のご帰山をお待ち申し上げます。

合掌